2025年11月26日 更新!
外壁塗装で失敗しない!おすすめの人気色とおしゃれに見せるコツ
外壁塗装は、住宅の印象を左右する大切な工事です。色を変えるだけで、建物の雰囲気がガラッと変わるので、選び方を誤ると「思っていたのと違う」といった後悔につながることもあるでしょう。 そこで本記事では、外壁塗装において色選びで失敗しないための基本ポイントをはじめ、人気色や配色テクニックの紹介、失敗しやすいポイントなどを紹介します。 ご自宅の外壁塗装で色選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧下さい。 外壁塗装のおすすめ色選びと基本ポイント 外壁塗装で色を選ぶ際に、漠然と好きな色だけで決めてしまう方もいるのではないでしょうか。 ここでは、外壁塗装の色選びにおける基本ポイントを押さえておきましょう。 外壁塗装の印象を決める重要な色選び 外壁の色は、建物の第一印象を大きく左右します。 たとえば、以下の明るめとダーク系で以下のような印象を演出できます。 明るめのホワイト・アイボリー系は「清潔感」や「開放感」 ダーク系(グレー、ブラック、ネイビー)は「モダン感」「重厚感」「高級感」 「どんな家にしたいか」というイメージが、色を選ぶ際のカギとなるでしょう。 建物の周囲の環境も考慮する 色を選ぶ際には、建物の構造や素材・サッシや玄関ドアの素材、さらには立地など多くの条件が関わってきます。 たとえば、南側に大きく面した建物は直射日光を受けやすく、淡い色では色が飛んで見えます。暖色系だと強い光によって印象が想定より明るくなりすぎることもあるのです。 さらに、周囲の住宅との調和という観点も大切です。住宅街では近隣の家と極端に異なる色を選ぶと、周囲から浮いてしまう可能性もあります。 色選びの際は、ご自宅を「目立たせたい」のか「調和させたい」のか、方向性を事前に決めることが成功の鍵となるでしょう。 一軒家におすすめの外壁塗装色ランキング 実際に一軒家(戸建て住宅)で選ばれている人気カラーをランキング形式で紹介します。 ぜひ、色選びの参考にしてください。 【1位】ホワイト・アイボリー系|清潔感と明るさが人気 ホワイトやアイボリー系は、住宅の外観を明るく開放的に見せる色として長く支持されています。ただし、真っ白な塗装では汚れやすさ・色あせの目立ちやすさというデメリットもあります。 淡めのアイボリーや少しグレイッシュなトーンで明るさを保ちつつ、調和も図るのがおすすめです。 【2位】グレー・ベージュ系|上品でおしゃれな中間色 最近では、ホワイト系に続いて「グレー」「ベージュ」系が人気を集めています。「白すぎず」「黒すぎず」の中間色だからこそ、近年の住宅デザインのトレンドともマッチしやすいです。 グレー系(ライトグレー・チャコールグレー等)はモダンで都会的な印象 ベージュ系(クリームベージュ・サンドベージュ等)は温かみのある印象 また、グレー・ベージュ系は汚れや経年変化が目立ちにくいという利点もあります。サッシ・玄関ドア・屋根との色のバランスを取りながら、色の詳細を検討しましょう。 【3位】ブラウン・モカ系|自然になじみやすい落ち着いた印象 自然素材(木・レンガ・石)を活かした住宅や、森・田畑など緑豊かな周囲環境に建つ住宅では、ブラウン・モカ系が支持されています。木目調との相性もよく、落ち着いた印象を与えたい方には、おすすめのカラーです。 また、ブラウン系は汚れが目立ちにくいという実用面でもメリットがあります。ただし、色味が重くなりすぎると「暗い」「圧迫感がある」と感じられることもあるため、明るめのアクセントを入れると、重厚感と開放感のバランスが取れるでしょう。 【4位】ブラック・ネイビー系|モダンで高級感のある外観 近年のトレンドとして、ブラック・ネイビーを外壁のメインカラーとする住宅も増えてきています。「高級感」「引き締まった印象」「シャープなライン」を演出できるため、デザイン住宅やシンプルモダンな家によく合います。 近隣に淡い色の住宅が多い場合、真っ黒系は浮いてしまう可能性がありますので、アクセントとして使用するとバランスが取りやすいでしょう。 【5位】ツートンカラー|センスよく見せる配色テクニック 「一色だけでは物足りない」「モノトーンではシンプルすぎる」という方には、ツートンカラーも人気です。ツートンにすることで、外観に立体感・奥行き感が出て、おしゃれに演出できます。 ツートンカラーを選ぶ際は以下のポイントを押さえてみましょう。 基本となる「明るめの色」をまず決める 「アクセントとなる濃い色」「同系色だがトーンを変えた色」を組み合わせる 面積比を考える(一般的には大きな面積が淡め、狭い面積が濃いめ) おしゃれな色で魅せる!外壁塗装のおすすめコーディネート 外壁塗装は、屋根、サッシ、玄関ドアなどさまざまなパーツの「色のバランス」を取ることで、さらに洗練された外観が実現します。 ここでは、おすすめのコーディネート方法について見ていきましょう。 玄関ドア・屋根・サッシとの色のバランスを取る 外壁の色を決める際、確認したいポイントのひとつが、他のパーツとの色の組み合わせです。 たとえば、屋根材が黒系、サッシが濃いグレー系、玄関ドアが木目調という場合、外壁のメインカラーが真っ白だと浮いた印象になるケースがあります。 屋根との調和、サッシ・窓枠・付帯部との統一感、玄関ドア・アクセント部の色使いを意識することで、外壁だけでなく「建物全体としてのおしゃれ感・質感」が向上するでしょう。 周囲の家との調和を意識してトーンを選ぶ 住宅街や街区に建つ一軒家では、近隣の住宅との調和も重要です。 たとえば、隣家が淡めのトーンが多く、目立つ濃い色を選ぶと浮いてしまう印象になることが多いです。反対に、住宅が並ぶ街区で皆淡色系という中で、ツートン・濃色を適度に入れると「引き立った印象」を与えられるケースもあります 色を選ぶ際は、以下の点もチェックしましょう。 道路から見える角度・面積を写真で確認し、明るさ・影・反射などをイメージ 「昼」「夕方」「夜」それぞれで見え方がどう変わるかを想定 街並み全体の雰囲気を捉え、それにマッチするトーン選びをする 流行色と定番色どっちがいい?長く愛せる色を選ぼう 「今年はこの色が流行」「トレンドカラーにしよう」と流行を意識するのもひとつの選び方ですが、流行色は数年後には古く感じる可能性もあります。たとえば、極端に鮮やかな色・限定的な色味を選ぶと、数年後に「好みに合わない」「再塗装しなきゃ」と感じるケースもあります。 外壁塗装・屋根塗装は一般的に10〜15年、長くて20年以上持つ塗料を選ぶべきなので、流行に左右されすぎない色選びもおすすめです。 実例で見る!おしゃれな外壁カラーコーディネート集 ここでは、具体的なカラーコーディネート事例を簡単に紹介します。 【外壁アイボリー系/付帯部グレイッシュブラウン/屋根チャコールグレー】 明るさを保ちながら付帯部に落ち着きがあり、木目玄関でナチュラルモダンな印象になります。 【外壁ライトグレー/サッシ濃グレー/玄関ドアネイビーアクセント】 モノトーン基調+ネイビーのアクセントでシンプルかつシャープな印象です。 【外壁モカ系ブラウン/屋根ブラック/植栽グリーン強調】 自然と馴染む色味で、庭・木々とのバランスを活かした落ち着いた雰囲気になります。 【外壁チャコールとブラック(ツートン)/付帯部ライトグレー/玄関ドアウッド調】 高級感・重厚感の外壁に付帯部に明るさを入れることで圧迫感を和らげられます。 【外壁ベージュ系+アクセント帯濃グレー(ツートン)/屋根ネイビー】 ツートン配色の典型カラーです。ラインカラーで建物を視覚的に引き締め、スタイリッシュになります。 色選びの際は、「自分ならこうしたい」というイメージを持ち、施工業者への相談時に配色案を提示するとやり取りがスムーズになるでしょう。実際の施工事例や色選びのコツを見てみたい方は「【初めてでも失敗しない!】外壁塗装の色選びのコツ2選!」もぜひご覧ください 外壁塗装の色選びで失敗しやすいポイントとおすすめの回避策 色選びには見落としがちな落とし穴があります。 ここでは、ありがちな失敗ポイントと回避策を詳しく解説します。 色見本だけで決めるのは危険!実際の仕上がりが違う理由 塗料メーカー・施工業者が提示する色見本(小さいサンプル)は便利ですが、実際に外壁全体に塗った状態とは印象が異なることがあります。 「思っていた色と違う」といった結果にならないための回避策としては、以下のポイントがおすすめです。 おおきめの色見本またはサンプルで確認する 実際の建物に貼り付け・塗装シミュレーションを実施する 朝・昼・夕方の光の下で色を確認するようにする 周囲の建物・植栽などの影響を受ける場所で確認する 面積効果とは?小さなサンプルで判断しないコツ 面積効果とは、同じ色でもその「面積」が大きいほど色が濃く・重く・強く見えるという現象です。たとえば、10cm四方のサンプルで淡く感じた色でも、30坪の外壁面積全体に塗ると「暗い」または「重い」印象になることがあります。 いいなと思った色で即決してしまうと、完成後に違和感を感じてしまうこともあるので、実際の面積を想定してイメージを持つことが大切です。 外壁の艶感(ツヤあり・ツヤ消し)も印象を左右する 色味だけでなく、仕上げの艶も建物の印象を左右する重要な要素です。 艶あり(光沢)仕上げは「高級感・モダン感」が出やすい一方、反射が強く、傷・汚れ・塗膜膨れが目立ちやすいというデメリットもあります。反対にツヤ消し仕上げは「落ち着き・柔らかさ・自然な印象」が出やすく、汚れも目立ちにくいです。 施工業者と相談して、「色味・トーン・艶感」の3つのバランスで選ぶことが、長く満足できる外壁装につながるでしょう。 外壁塗装の色選びは耐久性とセット!おすすめのメンテナンス周期は? 色味や配色テクニックも重要ですが、外壁・屋根塗装の本質は家を守ることです。 したがって、耐久性を考慮した塗料選びや、定期的なメンテナンスも大切になります。 塗料の種類別耐用年数の違い 塗料には、アクリル/ウレタン/シリコン/フッ素/無機系などのタイプがあり、それぞれ耐用年数・価格帯・性能が異なります。 アクリル塗料:耐用年数6~8年程度。コストは低めだが、耐候性は弱め。 ウレタン塗料:耐用年数8~10年程度。柔軟性がありひび割れ追従性がある。 シリコン塗料:耐用年数10~15年程度。耐候性・コストバランスともに優れている。 フッ素系塗料:耐用年数15~20年程度。汚れ・色あせ・紫外線に強い。 無機系塗料:耐用年数20~25年程度。顔料・樹脂ともに高性能。 外壁・屋根ともに直射日光・風雨・汚れがかかるため、耐候性の高い塗料を選ぶことが「色あせしにくく」「美観を長く保つ」ための重要なポイントです。 外壁塗装のメンテナンス周期と再塗装の目安 戸建て住宅の外壁塗装のメンテナンス周期は、一般的に10年が目安です。高性能な塗料であれば15年〜20年程度持つケースもあります。 10年はあくまで目安であり、以下のような場合は早めのメンテナンスが必要です。 色あせ・汚れがひどくなっている ひび割れ・剥がれがみられる 白い粉のようなもの(チョーキング)が見られる 再塗装をおこなう際には、色を変えるかどうか、屋根・付帯部も同時に手を入れるかどうか、も検討すると良いでしょう。色あせや劣化に早く気づくためにも、施工業者による定期点検・アフターサービスの契約をしておくことをおすすめします。 まとめ 外壁塗装では、人気色を参考に屋根・サッシ・玄関ドアとのバランスや艶感も考慮して選ぶことが大切です。耐候性の高い塗料とカラーシミュレーションを活用すれば、色あせや完成後のイメージ違いを防げます。 また、資格や施工実績のある信頼できる専門業者に相談することも重要です。いのペンでは、下地補修や塗料選び、カラー提案から施工・アフターフォローまで一貫してサポートしています。 外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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