2025年11月12日 更新!
外壁塗装の部分塗装は可能?おすすめの状況やメリット・デメリットを解説
「外壁塗装の一部が劣化してしまったので塗り替えたい」 「外壁塗装の部分塗装はできる?全体塗装とどちらがおすすめ?」 このような疑問や悩みを抱いている方向けに外壁塗装の部分塗装について解説します。 外壁塗装は一部だけでも塗り替えは可能です。 しかし、おすすめのシチュエーションやメリット・デメリットがあるので、把握しておくことが大切です。 外壁塗装を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。 外壁塗装の部分塗装は可能? 結論からいうと、外壁の一部分だけを修復したり塗装しなおしたりすることは可能です。 一例を挙げると、以下のような場合に部分塗り直しをするケースがあります。 台風などの災害で外壁の一部だけ塗膜が剥がれた ベランダだけ雨風にさらされて傷みがひどい 増築した部分だけ塗装が異なり気になる 特に、災害などで「一部分だけ塗膜がはがれた」「ひび割れ・剥がれ箇所が出ている」等の場合、そこから雨水や紫外線・風などが入り込んで外壁そのものの劣化が早まる可能性があります。 そのため、早めにその部分を塗装・補修することで外壁を守れるのです。 特に、外壁塗装を塗りなおした後に外壁の一部だけ塗膜が剥がれた場合は有効な方法です。 また、「まずはここだけ直したい」といった場合も費用を抑えて即効性があるというメリットがあります。 部分塗装のメリット ここでは、外壁塗装を行うメリットを紹介します。 メリットを知れば、どのようなときに部分塗装をするのがおすすめか、参考になるでしょう。 費用を抑えられる 部分塗装は、全体的に外壁塗装を塗り直しするより費用が抑えられます。 外壁塗装をする場合は、塗料の料金だけでなく職人の人件費や足場代なども含めて100万円以上の値段がかかるケースも珍しくありません。 一方、部分塗装は塗装する範囲にもよりますが、数十万円で抑えられる可能性もあります。 また、工期も短くて済むのもメリットです。 劣化している部分だけを素早く補修できる 部分塗装の場合、劣化している部分だけを素早く補修できる点もメリットです。 外壁やバルコニーは、日当たりや環境で劣化部分が変わってきます。 特定の場所が他と比較して劣化具合が大きな場合は、全体的な塗装の塗り直しを頻繁に行うより、部分的な塗り直しを行うほう費用も抑えられて、外壁の寿命も伸ばせる可能性があります。 計画的に外壁塗装が実施できる 外壁の傷みに差が出る場合、部分塗装をしたほうが計画的に外壁塗装が実施できます。 外壁塗装を塗りなおすタイミングは、外壁塗装に使う塗料だけでなく、環境や災害などさまざまな条件によって変化します。 そのため、部分塗装・全体塗装と複数の塗装方法を使い分けることにより、計画的な外壁塗装が実施可能です。 なお、部分的な外壁塗装を同じ塗装業者に依頼すると、定期的に外壁の状態もチェックしてくれるので、外壁塗装のタイミングがつかみやすい点もメリットといえます。 部分塗装のデメリット 部分塗装はメリットだけでなくデメリットもあります。 ここでは、部分塗装のデメリットを紹介します。 部分塗装を検討している方は、メリットだけでなくデメリットも把握したうえで決断することが大切です。 外壁塗装の 色や艶・仕上がりにムラが出る可能性 部分塗装の最も典型的なデメリットは、「外壁塗装の色味・ツヤのムラが出やすい」という点です。同じ塗料を用いても「新しく塗った場所」と「既存の場所」で仕上がりの状態に差が出てしまいます。 目立たない場所ならよいのですが、目立つ場所を部分塗装するとその部分が悪目立ちする恐れもあるでしょう。 そのため、「あそこだけ妙に明るい」「色が微妙に違って目立つ」という美観面での不満が出る可能性もあります。 複数個所の部分塗装がある場合、外壁がまだら模様になってしまい売却価格が下がる恐れもあります。 部分的に傷んでいる箇所が複数ある場合は、全体的な塗り直しも検討してみてください。 建物全体の劣化は遅らせられない 部分塗装では、施工した部分は新しくなりますが、施工しなかった他の部分はそのまま経年劣化を続ける点もデメリットです。 例えば、部分塗装に使う塗料に防水性・耐久性の高い塗料を使ったとしてもその他の場合は、経年劣化が余計に進む場合もあるでしょう。 したがって、外壁の部分塗装をする場合は近い将来に全体的な外壁塗装を行うことを前提に、外壁塗装を行う業者に相談するのがおすすめです。 トータルコストが割り高になるケースになる 部分塗装をする場合が広範囲であったり高所であったりすると、部分塗装であってもまとまった費用がかかる場合もあります。 特に、増築部分の外壁塗装を行う場合「全体の外壁塗装を行った場合」と「部分塗装をした場合」の費用を比較したり外壁全体の劣化具合を調査したりしましょう。 その結果、外壁塗装全体が劣化した場合は外壁全体の塗装を見直したほうがメリットが大きいケースもあります。 迷った場合は、一度外壁塗装を行っている業者に相談してみてください。 「いのペン」でも、ショールームで外液塗装の相談を行っています。 全面塗装が遅れて劣化を進行させてしまうリスクがある 部分塗装に満足して「まだ全面塗装までは大丈夫」と先送りしてしまうと、塗膜の劣化・ひび割れ・浸水・下地腐食などが見えないうちに進んでしまう可能性があります。 前述したように部分塗装を検討している場合は、外壁塗装全体の状態をチェックし、まとまった費用がかかっても全体的な塗装をした方がメリットが大きいのか確認してみましょう。 部分塗装を成功させるポイント 部分塗装を成功させるならば、以下のようなポイントを押さえましょう。 部分塗装の実績が豊富な業者に相談する 部分塗装の範囲はできるだけ小さくする 外壁塗装全体のの劣化状態も並行してチェックしてもらう 全面塗装のスケジュールも考える 外壁塗装の部分塗装は、できるだけ範囲を少なくしましょう。 信頼できる業者に相談し部分塗装で大丈夫なのか、全体的な塗装のほうがおすすめなのかを相談してみてください。 そうすれば、判断もつけやすくなります。 なお、迷った場合は複数の業者に依頼してみましょう。 外壁塗装を行った時期が7年以上前ならば全体的な塗装の塗り直しを勧められるケースもあります。 部分塗装ができるだけ少なくなるような業者の選び方 部分塗装はできるだけ避けたほうが無難です。 部分塗装は家が建っている環境などでどうしても発生する例もありますが、外壁塗装を行う業者の腕に左右されるケースもあります。 ここでは、外壁塗装の部分塗装が少なくなる可能性が高い業者の選び方を紹介します。 相場より費用が安い業者は要注意 外壁塗装にかかる費用は業者によって異なります。 そのため「安さ」を強みにしている業者もあります。 外壁塗装にかかる費用が安いとそれだけ全体塗装をしやすくなるメリットもあります。 しかし、以下のような理由で費用を抑えている可能性がある業者は依頼しないほうがおすすめです。 使用する塗料が耐久性の低いものである 下地処理を省略して無理やり施工期間を縮める 必要な職人を用意せず人件費を抑える ただし、このような条件を満たしているかどうかは、個人にはわかりにくいです。 そのため、以下のような傾向がみられる業者は依頼するのはやめましょう。 契約をせかす 飛び込みで営業に来た 費用の前払いを要求する 現在は少なくなりましたが「今、近所を通りかかったのですがお宅の外壁が傷んでいて、早急に修理をしなければ危ない」といった営業を飛び込みで行う業者には気を付けましょう。 また、費用の前払いに固執する業者は、費用を前払いした後で音信不通になる可能性があります。 このような業者は評判も悪いはずですが、名前を変えて商売を続けている可能性があります。 無理やりセールスにきた業者と契約してしまった場合は、クーリングオフが使えます。 契約した後でも取り消せるので、消費生活センターにも相談してください。 部分塗装の実績があり国家資格や民間資格を持っている社員がいる 外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際は、実績や資格のチェックが重油用です。 特に、初めて外壁塗装を依頼するならば実績豊富な業者のほうがイレギュラーな事態にでも対応してもらいやすいので、心強いでしょう。 全体塗装はもちろんのこと、部分塗装にも実績がある業者がおすすめです。 また、以下のような資格を取得している職人が在籍している会社は、技術が高いだけでなく外壁のトラブルに関して一定の知識があると判断できます。 建設業許可(塗装工事業許可) 塗装技能士 雨漏り診断士 特に、何度も同じ場所の塗装が劣化する場合は建物の構造に問題がある場合があります。有資格者にチェックしてもらうと思わぬ原因がわかるかもしれません。 部分塗装に実績がある業者ならば、いろいろと相談できるでしょう。 口コミや評判もチェックした上で業者を決める 外壁塗装を依頼する業者に迷ったならば、口コミや評判で判断するのも一つの方法です。 口コミは塗装会社の公式サイトにも記載されているケースが多いですが、SNSや口コミサイト、Googlemap等で確認すれば、良い評判と悪い評判の両方をチェックできます。 なお、短期間で良い評判が集中しているところより、長期にわたって良い評判がついている業者がおすすめです。 部分塗装についての評判がある場合は、必ず確認してみてください。評判が良ければ安心して依頼できます。 まとめ:外壁の部分塗装は応急処置だと思っておくとよい 外壁の一部だけを塗装・補修する「部分塗装」は、技術的には可能であり、特に災害や劣化が集中している特定箇所に対しては応急処置として有効です。 部分塗装のメリットとして、費用を抑えられる、劣化した部分だけ先行できる、計画的に対応できるという点があります。 しかし、色ムラ・仕上がりのズレ、未塗装部分との劣化差、足場・工事費が思いのほかかかる、メンテナンススケジュールがバラバラになる、といったデメリットも見逃せません。 長期的・建物全体を守るという観点からは、全面塗装がやはり基本的におすすめです。全面を同時に塗ることで、仕上がり・耐久性・コストの点でも有利になるケースが多いでしょう。 どちらにしようか迷っている場合は、いのペンのショールームでご相談ください。お客様のご希望や予算をお聞きしたうえで、最良のアドバイスをさせていただきます。
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