3【構成設備の解説】太陽光発電+蓄電池システムについて
こんにちは!外壁塗装店『いのペン』です。
今回は、「太陽光発電+蓄電池システム」を構成している主要設備について解説していきます。
各設備の機能・特徴だけでなく、長期間、安心して設備を使うために重要な「製品の特徴」や「保証内容」について主要設備ごとにまとめています。
ぜひ最後まで読んで、リフォームの計画にお役立てください!
システムを構成する主要設備の解説
ここからはシステムを構成する主要な3つの設備「太陽光発電パネル」「パワーコンディショナ」「蓄電池」それぞれの機能について順番に解説していきます。
【電気をつくる】太陽光発電パネル
ここからは太陽光発電パネルの特徴について解説していきます。
太陽光発電システムは設置した太陽光発電パネルに日光があたることで電気をつくります。直射日光を受けた時にカタログの出力で発電し、日差しに雲がかかると発電量は減少し、夜間は発電できません。パネルに汚れがある場合などでも出力は低下します。
発電できる製品出力はW(ワット)で表し、1000Wで1kW(キロワット)と単位が変わります。出力は時間とともに減少し、設置から20年経つころには新品時の8割ほどの出力になります。
住宅用の基準とされる4.8kWのシステムをつくる場合、480Wのパネル(約2m×1m)を10枚繋ぎ4.8kW(約20m2)にするため、設置には面積が必要となります。
その他、太陽光発電の特徴については以下の通りです。
● 5月が最も発電量が多くなり、2月が最も少なくなる
● 8月は気温が高く、設備に熱が蓄積するため発電効率が下がる
● 北向きでの設置は発電効率が悪くなる
また、一般的に設置に有利な条件は以下の通りです。
● 日照時間が長い地域
● 他の建物や樹木等の影がかからない
● 南向きの屋根が広い(南東、南西含む)
埼玉県は日照時間が日本で4番目に長く、太陽光発電に適した地域です。
そのため、影がかからない屋根をお持ちのご家庭は一度設置を検討することをおすすめします。
製品の寿命は20〜25年。メーカーごとに違いはありますが、一般的な保証内容は以下の内容です。保証の延長サービスを利用すると期間を伸ばすこともできます。
● システム保証:10年(機器の故障を保証)
● 出力保証:25年(25年後でも新品時の約7割の発電を保証)
● 自然災害補償:10年(災害時に発生した損害を補償)
● 施工保証:10年(工事に問題があった場合の保証)
よくある故障や事故事例は以下の内容です。いずれも保証期間内であれば修理・交換が可能ですが、故障内容によっては有償となる場合もあります。
● 初期不良による発電出力の低下
● 強風によるパネル破損
● 取り付けミスによるパネル落下
● 経年劣化によるパネルのひび割れ
【電気を変換】パワーコンディショナ
2つめはパワーコンディショナです。太陽光発電システムの心臓部と言われるほど重要な設備で、太陽光発電パネルでつくった直流電気を家庭でつかえる交流電気に変換します。この設備が故障すると発電した電気を家庭でつかうことも電力会社に売ることもできなくなります。
電気を変換できる製品の出力はkW(キロワット)で表記され、一般的に、変換効率の数値で製品を比較します。変換効率95%と変換効率98%の製品がある場合、後者の製品の方がつくった電気を効率よくつかえます。
製品の寿命は10〜15年。メーカーごとに違いはありますが、一般的な保証内容は以下の内容です。保証の延長サービスを利用すると期間を伸ばすこともできます。
● システム保証:10年(機器の故障を保証)
● 自然災害補償:別途用意(災害時に発生した損害を補償)
● 施工保証:10年(工事に問題があった場合の保証)
よくある故障や事故事例は以下の内容です。初期不良や工事を原因とする故障については修理・交換が可能ですが、落雷などの自然災害を原因とする故障については別途、補償サービスに加入する必要があります。
● 初期不良による故障
● 取り付けミス
● 落雷による故障
【電気を保存】蓄電池
最後は蓄電池です。主に、太陽光発電システムと組み合わせて設置することで発電量が不足する時や夜間につくった電気を使えるようにします。最近ではパワーコンディショナ内蔵などの多機能化が進んでます。
屋内設置と屋外設置の2つのタイプがあり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
屋内設置 | 屋外設置 |
室内スペースが減る 運転音が聞こえてしまう 設置条件がない(室内設置のため 外部環境の影響が少ない) 水害などでの故障リスクが低い | 室内スペースを使わない 運転音が気にならない 設置条件がある(高温多湿と直射 日光があたる場所には設置が推奨 されていない) 水害で故障するリスクが高い |
蓄電池の容量はkWh(キロワットアワー)で表し、5kWhの容量があると下記の家電を一晩動かすことができます。ただし、容量全ての電力が使えるわけではなく、表記の8〜9割程度の数字が実際につかえる実効容量となり、15年後には実効容量が新品時の6割ほどに低下します。
家電の種類 | 出力 | 時間 | 消費電力 |
テレビ | 150W | 3時間 | 450Wh |
照明 | 200W | 7時間 | 1400Wh |
冷蔵庫 | 190W | 12時間 | 1800Wh |
スマホ充電 | 15W | 5時間 | 75Wh |
合計 | 3725Wh=3.725kWh |
製品の寿命は10〜15年。メーカーごとに違いはありますが、一般的な保証内容は以下の内容です。保証の延長サービスを利用すると期間を伸ばすこともできます。
● システム保証:10年(機器の故障を保証)
● 自然災害補償:別途用意(災害時に発生した損害を補償)
● 施工保証:10年(工事に問題があった場合の保証)
よくある故障や事故事例は以下の内容です。初期不良や工事を原因とする故障については修理・交換が可能ですが、水害などの自然災害を原因とする故障については別途、補償サービスに加入する必要があります。
● 初期不良による蓄電容量の低下
● 取り付けミス
● 水害による故障
よくある故障について
2017年の調査による、住宅用の太陽光発電システムの故障内容の内訳は以下の内容です。故障の原因は製品不良と施工不良によるものが多い為、設置工事をする際は保証やサポートの充実した工事会社に依頼することをおすすめします。
● パワーコンディショナ 66%
● 太陽光パネル 13%
● ケーブル・接続箱 18%
● その他 3%
まとめ
以上、「太陽光発電+蓄電池システム」の主要設備についての解説でした。
私たち「いのペン」では外壁塗装と同時に「太陽光発電+蓄電池設置工事」の省エネリフォームにも一緒にご提案できますので、お気軽にお問い合わせください。
詳しくは、専門のスタッフがご説明しますので興味のある方はお気軽にお問合せください。
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