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外壁塗装に最適な季節はいつ?気候と塗装の関係や実施時期の選び方を解説

外壁塗装は定期的な塗り直しが必要です。
「外壁塗装は1年を通して行えるのか?」
「外壁塗装の塗り直しをする際におすすめの季節はあるのか?」
このような疑問を持っている方も多いでしょう。
本記事では、外壁塗装に向いている季節・向いていない季節について、理由と共にご紹介します。
また、信頼できる業者の選び方や注意点も紹介するので、外壁塗装の塗り直しを検討している方は参考にしてください。

外壁塗装に気候が重要な理由

外壁塗装は、湿度や温度が仕上がりに重要な影響を与えます。
外壁塗装に使われる塗料はしっかり乾燥させることで、溶剤が揮発して塗膜が硬化し、防汚性や防水性、断熱性などの効力を発揮します。
しかし、湿度が高いと塗料が乾くまでに時間がかかるため、色むらが出る、寿命が短くなるなどの影響が出るのです。
外壁塗装に最も適した湿度は50~70%程度です。
湿度が低すぎると塗料の乾燥が早すぎて、こちらも仕上がりに悪影響が出ます。
また、外壁塗装に使われている塗料は5℃以下では硬化しなくなるため、外壁塗装は不可能です。
そのため、地域によっては冬季は外壁塗装ができなくなります。
この他、外壁塗装は外仕事なので、雨や雪、風、花粉などにも影響を受けます。
風が弱く、花粉などの影響を受けず気温が20~25度、湿度が50~70%の日が10日ほど続けば、理想的な外壁塗装が可能です。
しかし、このような日が続く時期は限られているため、外壁塗装は気候が重要です。

外壁塗装に向いている季節は春と秋

外壁塗装に最も適している季節は一般的に春と秋です。2つの季節は共に気温が安定しており過ごしやすく、地域によっては雨が少ないといったメリットがあります。
ここでは、春と秋に外壁塗装が適している理由を紹介します。

春(3月〜5月)が外壁塗装に向いている理由

春は外壁塗装のベストシーズンといわれます。気温が15〜25℃前後と適温で、空気中の湿度も低く、塗料が均一に乾燥しやすい時期です。また、日照時間が長いため作業効率も良く、雨の日が少ない地域では特に安定した仕上がりが期待できます。

ただし、花粉には注意が必要です。花粉が外壁塗料に混じると仕上がりに影響が出ます。
また、寒冷地の場合は3月ではまだ寒い地域もあるので、天気予報も確認したうえで依頼することが大切です。

その一方で、春は塗装業者の繁忙期でもあります。
外壁塗装を行う業者によっては、限られた期間に多くの依頼が集中するケースも珍しくありません。
そのため、春に外壁塗装を依頼したい場合はできるだけ早く業者に相談しましょう。業者によっては、少なくとも1〜2か月前には見積もりと契約を済ませておく必要があります。
直前の相談だと依頼できる業者が限られたり、希望の時期に予約が取りづらくなることもあるので、注意が必要です。

秋(9月〜11月)が外壁塗装に向いている理由

秋は春と並んで外壁塗装を行うのに適しているシーズンです。台風の時期を過ぎると空気が乾燥し、日中の気温も安定しているため塗料がしっかりと硬化し、仕上がりがより美しくなります。
近年は9月も30℃を超える日が続いているので、10月〜11月がベストシーズンとなるでしょう。
ただし、9月終わり~10月は台風がやってくる可能性が高まります。
台風の通り道になっている地域は、天気予報をよく確認したうえで依頼する必要があります。
また、台風発生のタイミングによっては工期が伸びるリスクもあるでしょう。
その点を見越して余裕を持ったスケジュールを立てておく必要があります。
このほか、寒冷地では11月になると降雪がはじまるところや気温が5℃を下回るところも出てくるでしょう。

お住まいの地域の気候を改めて確認したうえで、施工の時期を相談してください。

外壁塗装に向いていない季節とその理由

ここでは、外壁塗装に向いていない季節とその理由について解説します。
前述したとおり、外壁塗装は暑すぎても寒すぎても不向きです。
季節でいえば夏と冬が該当します。
ただし、夏と冬に外壁塗装を行うと必ずしも仕上がりが今一つであったり、耐久性が落ちたりするとは限りません。
日本は南北に長いため、地域によっては春や秋よりも夏や冬のほうが外壁塗装がうまく仕上がる可能性もあるでしょう。
したがって、以下にご紹介する事例はあくまでも目安と考え、外壁塗装を行う業者とも相談して外壁塗装を行う時期を決めてください。

夏(6月〜8月)に外壁塗装が不向きな理由

夏は晴天が多く、気温も高いので外壁塗装に使う塗料が短時間で乾燥しやすい季節です。
その一方で、6月は梅雨の影響で雨が続く地域が多く、湿度が高くなって塗料が乾きにくくなるので仕上がりに悪い影響が出やすくなります。
特に、湿度が85%以上ある状態で塗装を行うと、塗膜がうまく形成されず、後に剥がれや膨れの原因となることがあるでしょう。
春に外壁塗装を行いたかったが予約が取れなかった場合、梅雨の時期は避けて夏本番とならない7月半ばから終わりまでに外壁塗装をするのがおすすめです。
7月後半になると気温が35℃を超える日も珍しくなくなる地域もあります。
外壁塗装を行っている間は、室外機も養生されるためエアコンが利用できません。
そのため、暑すぎて家に入れなくなるケースも珍しくありません。
特に、高齢者や小さいお子様がご家族にいる場合、短い間でもエアコンが利用できないのはリスクが大きいでしょう。
もちろん、作業をする職人さんの負担も大きくなります。

ただし、天候が安定している地域では、早朝や夕方の比較的涼しい時間帯を活用して施工が行われることもあります。夏場に塗装する場合は、熱中症対策や作業時間の調整をしっかり行う業者を選ぶと安心です。

また、寒冷地では8月後半になると昼間でも気温が下がるところもあるでしょう。8月後半の気温が30℃に届かない地域ならば、外壁塗装には適した季節になります。

冬(12月〜2月)に外壁塗装が不向きな理由

冬は気温が低く、塗料の硬化が遅れるため、外壁塗装にはあまり適していません。多くの塗料は気温5℃以下になると使用できなくなるため、朝晩の冷え込みが厳しい時期には施工が難しくなります。
特に、寒冷地は11月後半になると朝晩は気温が5℃を下回る地域も珍しくないため、3月後半まで施工が難しくなる地域もあるでしょう。

また、雪や霜、朝晩の気温差による結露などが発生すると塗装面が濡れてしまい、仕上がりに影響します。
冬場にどうしても塗装を行う場合は、昼間の暖かい時間帯を中心に作業し、十分な乾燥時間を確保できる業者に依頼する必要があります。
近年は、雪が降っても外壁塗装が行える設備もでてきました。
しかし、雪は防げても低温はそのままなので、利用する際は低温が塗料に及ぼす影響を理解している業者に依頼するのがおすすめです。

その一方で、冬でも温暖な地域であれば、冬はむしろ外壁塗装に適しています。
例えば、12月中は最低気温が8℃~10℃であれば天気が良い日が多く乾燥した冬は外壁塗装をしても問題ありません。
九州の南部や沖縄などは秋から冬にかけて外壁塗装に適した季節と言えます。

ここでは、外壁塗装を依頼する業者を選ぶ際の注意点を紹介します。
外壁塗装を依頼できる業者はたくさんあり、宣伝や営業も盛んです。
そのため「どの業者を選んでも同じでは?」と思う方もいるでしょう。しかし、外壁塗装業者選びに失敗する方は決して珍しくありません。
以下にご紹介する注意点のポイントを把握し、満足できる業者選びに役立ててください。

外壁塗装を依頼する信頼できる業者の選び方

 

外壁塗装を依頼できる業者はたくさんあります。
だからこそ「どの業者に依頼するか迷っている」と悩む方は珍しくありません。
その一方で、外壁塗装に関するトラブルも定期的に発生しています。
外壁塗装に関するトラブルのニュースを聞くと「自分は大丈夫だろうか」と不安を覚える方もいるでしょう。

ここでは、満足できる外壁塗装をしてもらえる可能性の高い信頼できる業者の選び方をご紹介します。

安さを強みにしている業者は注意する

外壁塗装の費用は、依頼する業者によって大きく異なります。
そのため、価格の安さを強みにしている業者もあります。
広告にも「××%オフ」など大きく掲載しているところもあるでしょう。

外壁塗装にかかる費用を抑えるには複数の方法があります。
ただし、相場より極端に安い場合には次のようなリスクが潜んでいることがあります。

  • 低品質な塗料を使用している
  • 職人の人件費を削減しているため、施工が丁寧でない
  • 下地処理を省いてしまい、塗装の持ちが悪くなる

 

外壁塗装に使われている塗料は、一定の厚みに塗らないと効果が発揮できません。
そのため、時間をかけて塗料を塗り重ねて厚みを持たせていきます。
しかし、質の悪い業者によっては必要な量の塗料を使わずに工期や職人の人数を減らして価格を下げるところもあります。

このような業者に依頼すると、塗膜が短期間で劣化し、数年で剥がれ落ちてしまうケースもあります。
1回あたりの施工費用は安くても、耐久性が低ければ結果的に工事費用が高くなるので注意が必要です。

また、以下のような業者には注意が必要です。

  • キャンペーンなどを理由に契約を急かしてくる
  • 飛び込み営業で突然訪問してくる
  • 工事費用を前払いで要求する

外壁塗装は選択肢が多いので、優良な業者は契約を急かしません。
飛び込み営業をしてきて「今この場で契約すれば半額」といってくる業者には注意が必要です。
見積もりも作らずに契約を持ちかける業者は、質が低い業者といえます。
万が一このような業者と契約してしまったら、クーリングオフを利用しましょう。

実績が豊富で有資格者が在職している業者は信頼できる

業者の「実績」と職人の「保有資格」は、外壁塗装を依頼する業者選びの重要な指標です。
実績が乏しい新興業者の中にも誠実で技術力の高いところはあります。ですが、初めて塗装を依頼する場合は豊富な施工実績を持つ会社の方が、相談にも乗ってもらいやすく提案も豊富な傾向があります。

また、以下のような資格を持つ職人が在籍している会社は、技術面だけでなく、外壁のトラブルや構造についても一定の専門知識を有しているので、修理にも対応してくれるでしょう。

  • 建設業許可(塗装工事業)
  • 塗装技能士
  • 雨漏り診断士

同じような価格帯の業者で迷った場合は、こうした資格や実績を備えた会社を選ぶのが賢明です。

見積もりがわかりやすい業者は信頼できる

外壁塗装は使用する塗料や塗布する建物の面積、足場の組み方などで値段が異なってきます。
そのため、必ず見積もりを作成する必要があります。
「見積もりを作成してください」とお願いしたとき、快く応じてくれてわかりやすい見積もりを作成してくれる業者に依頼するのがおすすめです。
反対に、理由をつけて見積もりを作ってくれない業者や加算前提の見積もりを作成してくれない業者には依頼しないほうがおすすめです。

見積もりの作成を依頼すれば、値段だけでなく会社の強みや地域の相場まで把握できます。
複数の業者に見積もりを依頼し、必要ならば価格の交渉を行いましょう。

口コミや評判をチェックしてみる

口コミや評判も業者選びの参考になります。
塗装会社の公式サイトに掲載されているお客様の声だけでなく、SNSや口コミサイト、Googleマップなどで実際の利用者の評価を確認してみるのがおすすめです。

短期間に良い評価が集中している業者よりも、長い期間にわたって安定して高評価を得ている会社のほうが信頼性が高いといえるでしょう。
また「良かったです」「ありがとうございました」といった抽象的で短い評判より、具体的な口コミのほうが参考になります。
また、会社の返答があったらそれも参考にしましょう。

まとめ:外壁塗装は時期を選んで業者に依頼するのがおすすめ

外壁塗装は外での作業になるため、どうしても天候や気候に左右されます。
地域の気候も確認しながら、最適な時期を選びましょう。
迷ったことがある場合は、外壁塗装を行う業者に相談すると有効なアドバイスをしてもらえます。

なお、埼玉県三郷市で外壁塗装を依頼する業者を探しているならば、いのぺんへご相談ください。
ショールームも完備しているので、落ち着いた環境でお客様のご希望をお聞きしたうえ、ご提案をさせていただきます。