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15【事例紹介】グループホームでの太陽光発電+蓄電池の導入効果

こんにちは!外壁塗装店『いのペン』です。

私たち「いのぺん」では外壁・屋根塗装のタイミングでの「太陽光発電+蓄電池」の導入を提案しております。

おすすめしている理由は、弊社運営のグループホームに導入し、約8割の電気代を削減でき、その導入効果を実感できたことです。

そこで今回は、導入前後のグループホームの電力データを公開し、どれくらい電気代を削減できたかを解説いたします。

複数世帯が暮らすため、一般家庭と単純比較はできませんが、電気代にお悩みのご家庭やグループホーム運営者様の参考になればと思います。

太陽光発電+蓄電池導入の経緯

2023年の1月、弊社で運営しているグループホームの1ヶ月の電気代が84,000円に高騰したことがきっかけで、太陽光発電と蓄電池の導入検討を始めました。

電気代は入居者様から一律いただいておりましたが、単純に値上げすることは避け、省エネによる解決がしたく設備の導入を決めました。

当時は自治体からの補助制度の条件が良かったこともあり、お得に導入ができたと思います。電気代の削減効果にも満足していますが、自家発電することで1年を通して電気代が安定したことが運営の助けとなっています。

安定的な電源を設置でき、入居者様も安心して電気が使えるグループホームになったと思います。

太陽光発電+蓄電池の設備内容と導入費用

他の住宅よりも電気をつかうため、設備容量を大きく設計しています。
自社で足場を組み、コストを削減し、茨城県補助金を活用できたこともあり、お得に導入できたと思います。

設備内容金額(税抜)
太陽光発電設備
(2回路)

A:380W16枚 6.08kW

B:380W8枚 3.04kW

合計 9.12kWの発電出力

180万
蓄電池5.8kWh(Aの回路と接続)220万
補助金いばらきエネルギーシフト促進事業補助金150万

導入効果、約8割の電気代を削減

以下は2023年3月に稼働開始した前後1年の電気代を比較したデータです。

2022年の3月と4月の電気代データがありませんが、月別でみると前年比でおよそ8割の電気代を削減する月もあり、予想以上の効果がありました。

2022年の電気代が高かったこと、蓄電池の効果を考慮した電気契約に切り替えたことで電気代を大きく削減することができました。

2022年2023年電気代の削減割合
年間合計381,53279,79979%
3月データなし10,637
4月データなし5,064
5月10,1195,14749.1%
6月13,4194,04369.9%
7月21,5334,17180.6%
8月28,9324,99782.7%
9月26,6774,73282.3%
10月26,1833,19887.8%
11月37,2155,12786.2%
12月68,2378,48687.6%
1月84,01710,86387.1%
2月65,20013,33479.5%

直近1年間の電力データ

グループホームの直近1年間の各月ごとの電力データは以下の内容です。
エアコンの利用が減る季節は電気が余り、売電することが多くなります。

発電量
(kWh)
消費量
(kWh)
余剰売電量
(kWh)
購入電力量
(kWh)
年間合計11,98511,0495,1284,192
2024年4月957607510160
5月1,095565637107
6月1,008683476151
7月1,0471,257168378
8月1,0921,202223333
9月960846310196
10月681594264177
11月840810346316
12月1,0381,120529611
2025年1月1,0411,191501651
2月1,2391,116681558
3月9871,058483554

● 発電量:太陽光発電設備でつくった電力量です。このうち家庭で消費されなかった分が余剰売電されます。
● 消費量:家庭でつかった電気量です。太陽光発電でつくった電力と電力会社から購入した電力が合算されてます。
● 余剰売電量:太陽光発電設備でつくったけれど、家庭で消費されなかった電力です。余った電気は電力会社が買い取り、設置者の収入になります。
● 購入電力量:電力会社から購入した電力量です。夜間や雨天時など太陽光発電設備が稼働しない時間帯に使う電力がこれに相当します。

固定価格買取制度を使った場合の試算

ここからは上記の電力データで10月からの「住宅用固定価格買取制度」をつかった場合の試算です。

計算を簡略化するため、電気代の料金単価は35円/1kWhとしています。
また、余剰売電の買取単価は24円/1kWh8.3円/1kWhの2通りで計算しています。
24円は設置後4年間、8.3円は5年目以降の売電収入を想定しています。

省エネ効果試算:買取単価24円

余剰売電の買取単価が24円となることで、9割以上の電気代を削減できています。
エアコンを使わない時期は受け取る売電収入が多く、利益が出る状況です。

支払う電気代
35円/1kWh
受け取る
売電収入
24円/1kWh
合算後の
電気代
設置前電気代
35円/1kWh
設備導入による
削減効果
年間合計146,720123,07223,648386,71593.9%
2024年4月5,60012,240-6,64021,245131.3%
5月3,74515,288-11,54319,775158.4%
6月5,28511,424-6,13923,905125.7%
7月13,2304,0329,19843,99579.1%
8月11,6555,3526,30342,07085.0%
9月6,8607,440-58029,610102.0%
10月6,1956,336-14120,790100.7%
11月11,0608,3042,75628,35090.3%
12月21,38512,6968,68939,20077.8%
2025年1月22,78512,02410,76141,68574.2%
2月19,53016,3443,18639,06091.8%
3月19,39011,5927,79837,03078.9%

● 支払う電気代:電力会社から購入した電気代です。
● 受け取る売電収入:発電したけれど使いきれなかった電気の販売による収入です。
● 合算後の電気代:支払う電気代と受け取る売電収入を合算した実際の電気代です。売電収入が多い月は電力会社から入金されます。
● 設置前電気代:太陽光発電と蓄電池を導入しなかった場合の電気代です。
● 設備導入による削減効果:発電設備を設置しなかった場合の電気代との比較です。

省エネ効果試算:買取単価8.3円

余剰売電の買取単価が8.3円となっても7割以上の電気代を削減できています。
24円と比べ、利益が出る月は5月のみとなります。

支払う電気代
35円/1kWh
受け取る
売電収入
8.3円/1kWh
合算後の
電気代
設置前電気代
35円/1kWh
設備導入による
削減効果
年間合計146,72042,562104,158386,71573.1%
2024年4月5,6004,2331,36721,24593.6%
5月3,7455,287-1,54219,775107.8%
6月5,2853,9511,33423,90594.4%
7月13,2301,39411,83643,99573.1%
8月11,6551,8519,80442,07076.7%
9月6,8602,5734,28729,61085.5%
10月6,1952,1914,00420,79080.7%
11月11,0602,8728,18828,35070.1%
12月21,3854,39116,99439,20056.6%
2025年1月22,7854,15818,62741,68554.3%
2月19,5305,65213,87839,06064.5%
3月19,3904,00915,38137,03058.5%

● 支払う電気代:電力会社から購入した電気代です。
● 受け取る売電収入:発電したけれど使いきれなかった電気の販売による収入です。
● 合算後の電気代:支払う電気代と受け取る売電収入を合算した実際の電気代です。売電収入が多い月は電力会社から入金されます。
● 設置前電気代:太陽光発電と蓄電池を導入しなかった場合の電気代です。
● 設備導入による削減効果:発電設備を設置しなかった場合の電気代との比較です。

まとめ

以上、弊社で運営しているグループホームでの導入実績のご紹介でした。

複数世帯が暮らす住宅では電気をたくさん使うため、太陽光発電による電気代の削減効果が高くなります。現在、電気代にお悩みの方は導入を検討されることをおすすめいたします。

最後に、私たち「いのぺん」では外壁・屋根塗装と「太陽光発電+蓄電池」をまとめて工事することで、工事費節約工期短縮のご要望にお応えしております。

他にも、

● 太陽光パネルを設置するなら外壁のデザインにもこだわりたい

● 省エネ設備の導入でどれくらい電気代を削減できるか知りたい

● 補助金をつかった場合、どれくらい設備代を削減できるか知りたい

などのご要望にもご対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

詳しくは、専門のスタッフがご説明しますので興味のある方はお気軽にお問合せください。

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